元々仕事が好きなので、若い頃は毎日終電、徹夜は当たり前で寝る間を惜しんで働いていた。
周りからは頑張っていると思われていたようだが、好きで勝手に働いて残業代までもらえ、評価も良く言うことなしだった。
若いからこそこのような生活が続いたというのもあるが、今に思えば正直このような働きかたは生活残業だと言わざるを得ない。
疲労と睡魔で朦朧とした頭で作業を続けても単純な問題に何時間も費やしたり、最悪のケースは目標を見誤り間違った方向へ黙々と進んだ上、朝になってそれまでの作業が全く無駄であったことに気づくことがしばしばあった。
当然業務を進める上で、進捗や成功可否をくよくよ心配するなら、遅くまで働いて楽になりたい気持ちも分かります。
しかしそこで緩慢にならずに切り上げる勇気を持つのも大事だと思う。
サラリーマン時代の最後のほう、役職がついて残業代がでなくなると、1日8時間、どれだけ集中できるかが勝負になった。
起業して一人になった今、一番重要視しているのは質の高い休憩である。
乗っているときはとことんやる、しかし疲労が出てきたらすぐにやめて気分転換をする。
これがまた難しく、ついやりすぎてしまう。
最近はコンプライアンスの観点から残業を奨励しない風潮がでているが、早く帰らなくちゃいけなくてラッキーと思うのではなく。
効率よく早く仕事を終わらせなければいけないから大変と思ってもらいたいものだ。